イヤホンガイド

オンライン パネルディスカッション

どうすれば良いのか劇場における
バリアフリー

〜「障害者差別解消法」改正を契機として 〜

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株式会社イヤホンガイドは、これまで、劇場における「バリアフリー」の取り組みに様々に関わってきました。その中で、より良い方向へ向かうために関係者が立場を超え、真摯に話し合うことが大切だと考え、パネルディスカッションを開催することとしました。
公演主催者や劇場関係者、エンターテイメント事業に関わる皆様、ぜひこの機会にご視聴ください。

差別解消法の改正によって何が変わったか?
障がい者への差別を解消し、「共生社会」の実現を目指す「障害者差別解消法」が改正され、2024年4月に施行されました。従来から「障害者差別解消法」では、劇場に止まらず、官公庁や企業・団体など、あらゆる事業者に対し、障がい者への「合理的配慮」が求められています。今回の改正では、この「合理的配慮」が、「努力義務」から「義務」へと強化されました。これに伴い、事業者には、これまで以上の配慮が求められることが予想されます。

みんなの悩み「何をすれば良いのか?」
施行されて間もない現在、「合理的配慮」のために、具体的に、どこまでやらなければならないのか?何をすべきなのか?どのようにすべきなのか? 公共・民間を問わず劇場関係者は、様々な課題を抱えていることと思います。
その課題を共有することにより、解決の糸口を見付け、「共生社会」の実現に近づくことを目的として、オンライン形式でのパネルディスカッションを開催します。

みんなで考える「何ができるのか?」
パネルディスカッションには、アートマネージメントの研究者、公共劇場の事業者、民間劇場の事業者、障がい者団体代表者など、これまで劇場での「バリアフリー」の問題に様々な立場で関わって来た方々をパネリストとして招き、今後の「バリアフリー」のあり方について話し合います。

出演者

パネリスト(五十音順)

  • 久門 隆

    Takashi Kumon 久門 隆

    株式会社イヤホンガイド代表取締役

    1965年、東京生まれ。工学院大学機械工学部卒業。1989年、東京エレクトロンデバイス(株)に入社し、半導体などの企画・営業を担当。2004年 に 朝日解説事業株式会社(現在の株式会社イヤホンガイド)に入社。2008年から代表取締役を務める。歌舞伎等のイヤホンガイドに加え、2006年から国立能楽堂で日本初の座席型新字幕システムの運用を開始。2010年からiPod touchを利用した聴覚障がい者向け新字幕サービスの運用を開始。2013年から歌舞伎座で、座席着脱式ポータブル新字幕システムの運用を開始。演劇における音声/字幕提供サービスを一貫して手掛ける。

  • 篠田 麻鼓

    Asako Shinoda 篠田 麻鼓

    株式会社ホリプロ執行役員公演事業本部長

    1977年、千葉生まれ。千葉大学文学部卒業。2001年にホリプロ入社。舞台・ミュージカルの制作に携わり、プロデューサー、部長を経て2022年に執行役員公演事業本部長に就任。日本コンテンツを海外アーティストと創作した作品が多い。
    『100万回生きたねこ』などオリジナル作品をプロデュースする一方で、ミュージカル『メリー・ポピンズ』など海外作品の日本人キャスト版初演のチーフプロデューサーとして活躍。現在、ロングランを続ける舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では立上げを担うなど新しいチャレンジを続ける。

  • 高萩 宏

    Hiroshi Takahagi 高萩 宏

    世田谷パブリックシアター館長
    多摩美術大学客員教授

    1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業、コロンビア大学アーツアドミニストレーション学科中退。1976年、劇団夢の遊眠社創立に参加。東京グローブ座支配人を経て、世田谷パブリックシアターのオープニングから制作課長・部長。東京芸術劇場副館長の後、世田谷パブリックシアターへ戻り、館長を務める。全国公立文化施設協議会常務理事、多摩美術大学客員教授、日本大学芸術学部非常勤講師を兼任。文化庁文化審議会文化政策部会委員、東京都芸術文化評議会専門委員などを歴任。著書「僕と演劇と夢の遊眠社」日本経済新聞出版社。

  • 谷本 裕

    Yutaka Tanimoto 谷本 裕

    沖縄県立芸術大学教授

    1962年、京都生まれ。立命館大学法学部卒業後。1985年に北海道新聞に入社。帯広・函館両報道部などを経て、札幌本社文化部で音楽記者として国内・外で取材を重ね、99年に退職。2000年から大阪・梅田の「あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール」企画担当チーフマネジャーを16年間務め、この間、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。2016年から沖縄県立芸術大学音楽学部教授。
    専門は文化政策・アートマネジメント。公共文化政策の中で、障害者らを対象とする実演芸術・芸能の取り組みについての研究に取り組む。

  • 廣川 麻子

    Asako Hirokawa 廣川 麻子

    TA-net理事長

    1972年、東京生まれ。先天性ろう者。和光大学人文学部在学中の1994年に、トット基金日本ろう者劇団入団。2009年ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業第29期生として1年間、英国で研修。
    2012年、シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)設立。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)受賞。2018年から東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野ユーザーリサーチャー/特任研究員として芸術文化におけるアクセスを研究している。

司会

  • 中村 雅之

    Masayuki Nakamura 中村 雅之

    横浜能楽堂芸術監督
    明治大学大学院兼任講師

    1959年、北海道生まれ。法政大学大学院修士課程修了。1996年の開館時から横浜能楽堂に勤務。能・狂言、琉球芸能を中心に幅広く伝統芸能の公演をプロデュース。館長を経て芸術監督。明治大学大学院兼任講師を兼ねる。東京都芸術文化評議会専門委員、横浜市芸術文化振興財団理事などを歴任。2015年には、「バリアフリー能」が評価され横浜能楽堂として「内閣府特命担当大臣表彰優良賞」を受賞。プロデュースした公演が、文化庁芸術祭で大賞と優秀賞を受賞。『野村萬斎』(新潮社)、『空白の團十郎』(筑摩書房)など著書多数。

  • オンラインパネルディスカッション概要

    日時
    2024年11月8日(金) 14:00~
    参加費
    無料
    申し込みをされたお客様に、視聴URLをお送りいたします。
    * 配信映像には手話通訳・字幕が入ります。
    問い合わせ
    03-3546-0265
    e_kaihatsu@eg-gm.jp
  • 主催

    株式会社イヤホンガイド
    株式会社イヤホンガイド
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