今月の観どころ・聴きどころ

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今月上演される演目のみどころをイヤホン解説員がコメントします。
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今月のスケジュール  来月のスケジュール
歌舞伎座 国立大劇場 京都南座 国立小劇場    
 歌舞伎座 十二月大歌舞伎 12月2日(日)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 幸助餅 横出葵 11:00 12:20 30
於染久松色読販
お染の七役
序幕
髙木美智子 12:50 1:52 10
於染久松色読販
お染の七役
二幕目
2:02 2:48 15
於染久松色読販
お染の七役
大詰
3:03 3:40  
夜の部

A

プロ

壇浦兜軍記 横阪有香 4:30 5:45 35
あんまと泥棒 松下かほる 6:20 7:05 25
二人藤娘 酒井孝子 7:30 7:53  

B

プロ

壇浦兜軍記 横阪有香 4:30 5:45 35
あんまと泥棒 松下かほる 6:20 7:05 25
傾城雪吉原 濱口久仁子 7:30 7:55  
* AプロとBプロで最後の演目および『壇浦兜軍記』の一部配役が異なります。
Aプロ上演日:
2日(日)、3日(月)、6日(木)、7日(金)、10日(月)、
11日(火)、13日(木)、14日(金)、17日(月)、18日(火)、
20日(木)、21日(金)、24日(月・休)、26日(水)
Bプロ上演日:
4日(火)、5日(水)、8日(土)、9日(日)、12日(水)、
15日(土)、16日(日)、19日(水)、22日(土)、
23日(日・祝)、25日(火)
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

あんまと泥棒(松下かほる)
村上元三が昭和26年、テレビもない時代にNHKの放送劇として書いた作品。当時は放送と言えばラジオ放送のことで、多くの放送劇団員が活躍していたが、この作品の初演の出演者は歌舞伎俳優の市川段四郎と市川八百蔵だった。

後に舞台化されたのだが、音声だけですべてが理解できるラジオの作品を舞台で演じるための工夫がある。出演は、「あんま」と「泥棒」の二人だけ。二人のやりとりに江戸時代の庶民の強かさや人情があふれていて楽しい作品だ。


 国立劇場 十二月歌舞伎公演 12月3日(月)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間

通し狂言 増補双級巴

―石川五右衛門―
発端・序幕・二幕目
すぎはらちゅん タイムテーブルのご案内

通し狂言 増補双級巴

―石川五右衛門―
三幕目・大詰
園田栄治
*

13日(木)は4:00開演(それ以外の日は12:00開演)。

* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 京都南座 當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
 12月1日(土)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 菅原伝授手習鑑
寺子屋
おくだ健太郎 10:30 11:45 15
鳥辺山心中 白鳥真有子 12:00 1:15 30
ぢいさんばあさん 市井佳代子 1:45 2:55 20
恋飛脚大和往来
新口村
奥山久美子 3:15 4:05  
夜の部

義経千本桜

木の実・小金吾討死
奥山久美子 4:50  7:15 30

義経千本桜

すし屋
おくだ健太郎
面かぶり 中川美奈子 7:45 8:05 15
弁天娘女男白浪 市井佳代子 8:20 9:30 10
三社祭 青木房枝 9:40 9:55  

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
伝統文化新聞コラム
歌舞伎・文楽 ミニ知識
イヤホン解説余話


 観どころ・聴きどころ

鳥辺山心中(白鳥真有子)
『鳥辺山心中』は江戸の侍、半九郎と遊女お染の恋の物語で、新歌舞伎の作品です。
新歌舞伎は、明治時代以降に劇場に所属しない作者よって書かれた作品群で、歌舞伎に西洋演劇の要素を取り入れようとする新しい試みから生まれました。
作者は岡本綺堂。時代小説『半七捕物帳』をはじめ、怪奇小説や随筆でも数々の名作を書いています。歌舞伎では『修禅寺物語』や『番町皿屋敷』などがおなじみです。
物語の舞台は京都です。それも南座をはさんだ祇園と四条河原、まさにご当地!昼の部をご覧になった後は、夕暮れの京都で半九郎とお染に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ぢいさんばあさん(市井佳代子)
数奇な運命に翻弄された夫婦の深い愛情を描いた名作です。芝居では描かれない空白の年月の部分も補って解説したいと思います。

森鴎外の短編小説を三幕の芝居にふくらませた宇野信夫の心打つセリフをご堪能下さい。


新口村(奥山久美子)
坂田藤十郎の忠兵衛、中村鴈治郎の孫右衛門、中村扇雀の遊女梅川という親子共演が最大の観どころです。藤十郎は、忠兵衛役者と言われるほどのはまり役で86歳と思えぬ色気を漂わせ演じます。藤十郎の長男、鴈治郎は忠兵衛の父親、孫右衛門を演じますが、こちらは初役です。どんな状況でも親が子を子が親を思う気持ちは変わらない。孫右衛門が姿の見えない息子に親の本音を語る場面は、このお芝居の名シーンです。 鴈治郎演じる孫右衛門が藤十郎演じる忠兵衛にどのような思いを込めて語りかけるのか、じっくりとお聴き下さい。

木の実・小金吾討死(奥山久美子)
片岡仁左衛門、孝太郎、千之助の松嶋屋親子孫三代の共演が話題となっております。18歳の大学生、片岡千之助は、南座初お目見えだとか。三人での共演も10年ぶりとのことです。9月から祖父、仁左衛門にみっちり稽古をつけてもらったという千之助。代々芸が引き継がれていく過程を観ることが出来るというのも、歌舞伎の醍醐味のひとつです。仁左衛門のいがみの権太、孝太郎の若葉の内侍という最高の舞台での南座デビュー、松嶋屋の若武者が見せる小金吾の勇ましい立ち廻りは見せ場となっています。どうぞお楽しみ下さい。

面かぶり(中川美奈子)
平成最後の一年は、たいへんな刀剣ブームだったとか。
歌舞伎にもたくさんの名刀が出てまいりますが、この「面かぶり」という踊りの主人公も、実は名刀の精霊なのです。
平安の昔に、源頼光の配下・渡辺綱が、羅生門の鬼と戦い、その片腕を切り落としたことから鬼切丸と呼ばれるようになったこの刀は、その後も源義家・源義朝・新田義貞など、英雄たちの手を経て伝えられてまいりました。
「面かぶり」が初演された江戸時代中ごろは、もちろん天下泰平の時代。戦場で多くの人の生死を見てきた名刀たちは、武家の宝物として、伝説とともに秘蔵されるようになっていました。
そんな名刀鬼切丸の精霊が錦の袋から抜け出し、幼い童子の姿でおもちゃづくしの踊りを見せたり、猿のお面をかぶったりしながら、私たちを純粋無垢な子どもの世界に誘います。
今は、北野天満宮の宝物殿で静かに眠る鬼切丸。
歌舞伎の舞台で「面かぶり」が上演されるのは、ほぼ四半世紀ぶりのことです。古風で愛らしい風情を、どうぞお楽しみくださいませ。

弁天娘女男白浪(市井佳代子)
耳に心地良い七五調のセリフが散りばめられた作品です。その為、セリフの邪魔にならずに言葉の説明を入れるのが非常にむずかしい作品でもあります。
上演前や場面転換にも、セリフの内容を補う話をしていますので、そちらもお聞き下さいませ。

上方役者 愛之助が挑む弁天小僧をどうぞお見逃しなく!

三社祭(青木房枝) 三社祭は神田祭、山王祭と並ぶ、江戸三大祭りの一つの三社様のお祭りを当て込んで作られた舞踊です。浅草観音の宮戸川縁起に山東京伝の小説の善玉・悪玉の趣向を取り入れて、三社祭の山車人形の見立てで見せた作品です。歌舞伎舞踊には珍しくテンポが速く、飛んだり跳ねたりリズミカルな曲で、タイツ同様の衣裳で踊るので、ごまかしが効かず、二人の呼吸がぴったり合わなければ面白味が半減してしまう、難しい踊りです。悪玉を中村鷹之資 天王寺屋、善玉を片岡千之助 松嶋屋、以上のコンビでお楽しみください。
 
 国立小劇場 12月文楽公演 12月6日(木)~18日(火)
  演目 解説者 開演 終演 幕間


団子売 吉種智子 11:00    
2:00  
7:00  
文楽の魅力      
   
   
菅原伝授手習鑑
寺入り・寺子屋の段
高木秀樹   1:25  
  4:25
  9:25

鎌倉三代記 鈴木多美 2:00    
5:00  
伊達娘恋緋鹿子 渡辺まり   5:40  
  8:40
* 7日(金)、10日(月)、14日(金)・・黒字緑字・青字
9日(日)、16日(日)、17日(月)・・黒字と緑字
それ以外の日・・黒字と赤字
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

団子売(吉種智子)
おめでたい言葉がたくさん出て来る、踊りを中心とした作品です。
餅屋台を担いだ団子売りの夫婦「杵造(きねぞう)」と「お臼(うす)」が、街の一角に来て仲良く餅つきを始めます。
江戸時代の後半には、街中でパフォーマンスをしながら食べ物を売り歩く、このような商人が多くなっていました。
語り手の太夫と三味線のテンポに乗って文楽の楽しさが体感できる内容です。
会場内のイヤホンガイドでは、言葉の説明等をしながら解説を致しますので、どうぞお楽しみに。

鎌倉三代記(鈴木多美)

江戸時代、幕府は徳川家や諸大名が登場する小説・劇を厳しく統制して、浄瑠璃や歌舞伎の作者は時代背景をずらしたり実名を使わない工夫をしました。「鎌倉三代記」は大坂夏の陣を描きますが鎌倉時代にずらし、真田幸村は佐々木高綱、木村重成は三浦之助、徳川家康の孫千姫は北条時政の娘時姫に置き換えました。チラシに「実録体小説『厭蝕太平楽記』を元に」とあります。この実録体小説…実録本は全文手書きの写本で貸本屋が扱い、実録本には実名を書きました。しかし幕府のお咎めを受けることなく広く読まれたのです。面白いですね。

 国立小劇場 12月文楽鑑賞教室
 Discover BUNRAKU-外国人のための文楽鑑賞教室
 12月17日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
文楽の魅力 7:00    
菅原伝授手習鑑
寺入り・寺子屋の段
高木秀樹   9:25  
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 
歌舞伎座 国立劇場 新橋演舞場 浅草公会堂 大阪松竹座 国立文楽劇場
 歌舞伎座 壽 初春大歌舞伎 1月2日(水)~26日(土)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 舌出三番叟 酒井孝子 11:00    
吉例寿曽我 三浦広平      
廓文章 松下かほる      
一條大蔵譚 市井佳代子      
夜の部 絵本太功記 市井佳代子 4:30    
勢獅子 髙木美智子      
松竹梅湯島掛額 園田栄治      
*
*
8日(火)昼の部は貸し切り(幕見席は営業)。
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 国立劇場 初春歌舞伎公演 通し狂言「姫路城音菊礎石」
 1月3日(木)~27日(日)
解説者 開演 終演 幕間
前半 白鳥真有子 12:00    
4:00  
後半 横阪有香   4:15
 
  8:15
* 11日(金)、18日(金)は4:00開演(それ以外の日は12:00開演)。
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 新橋演舞場 初春歌舞伎公演 1月3日(木)~27日(日)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 義経千本桜 鳥居前 すぎはらちゅん 11:30    
極付 幡随長兵衛 おくだ健太郎      
三升曲輪傘売 飯村絵理子      
夜の部 鳴神 吉崎典子 4:00    
牡丹花十一代 濱口久仁子      
俊寛 おくだ健太郎      
春興鏡獅子 青木房枝      
*
*
*

8日(火)、14日(月・祝)、18日(金)、23日(水)は昼の部のみ。

9日(水)は夜の部のみ。
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 浅草公会堂 新春浅草歌舞伎 1月2日(水)~26日(土)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第1部 お年玉〈年始ご挨拶〉 11:00    
戻駕色相肩 阿部さとみ      
義賢最期 佳山泉      
芋堀長者 齋藤智子      
第2部 お年玉〈年始ご挨拶〉 3:00    
寿曽我対面 五十嵐大祐      
番町皿屋敷 奥山久美子      
乗合船恵方萬歳 中川美奈子      
*
*

14日(月・祝) 第1部は休演。

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 大阪松竹座 壽初春大歌舞伎 1月2日(水)~26日(土)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 土屋主税 鈴木多美 11:00    
寿栄藤末廣 高木秀樹      
河庄      
夜の部 金門五三桐 横出葵 4:00    
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 国立文楽劇場 初春文楽公演 1月3日(木)~25日(金)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部 二人禿 渡辺まり 11:00    
伽羅先代萩 高木秀樹      
壺坂観音霊験記 鈴木多美   3:15  
第二部 冥途の飛脚 渡辺まり 4:00    
壇浦兜軍記 高木秀樹   8:10  
* 15日(火)は休演。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ