今月の観どころ・聴きどころ

Facebook Twitter

今月上演される演目のみどころをイヤホン解説員がコメントします。
劇場別のタイムテーブルも一緒にご覧いただけます。

 

このページにアクセスされたきっかけは?
★簡単なアンケートにご協力ください。

回答例:「耳で観る」を見て、ホームページのトップから、ブックマークをしている等


アンケートフォーム


今月のスケジュール  来月のスケジュール
歌舞伎座 国立劇場 平成中村座 市川海老蔵
古典への誘い
京都南座 博多座 国立文楽劇場
 歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎 11月2日(金)~26日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 お江戸みやげ 髙木美智子 11:00 12:05 30
素襖落
西形節子 12:35 1:28 30
十六夜清心 市井佳代子 1:58 3:15  
夜の部 楼門五三桐 酒井孝子 4:30 4:45 15
文売り 青木房枝 5:00 5:17 30
隅田川続俤
法界坊
園田栄治 5:47 7:45 15

隅田川続俤

双面水澤瀉

濱口久仁子 8:00 8:42  
23日(金)夜の部は貸し切り(幕見席は営業)。

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

文売り(青木房枝)
文売りは恋文売りのこと。「買うと良縁を授かる」と言われた縁起物で、元旦から十五日の間まで、京の街中で売り歩かれた風俗です。この文売りを主人公にした舞踊で、200年ほど昔、江戸の玉川座で三世坂東三津五郎(日本舞踊 坂東流の流祖)47歳の時に初演されました。紅白の梅が咲く逢坂山の関所に恋文を結び付けた梅の小枝を担いで現れた文売りが廓噺をして聞かせるという筋で、一人の男を二人の傾城が取り合って派手な喧嘩沙汰になった物語を一人で話して聞かせる、いわゆる「しゃべり」の演出を取り入れ、そこを見所にした作品です。

しゃべりは元禄時代の名優 坂田藤十郎が廓噺をして大当たりをとったことから始まります。このしゃべりを女役に取り入れたのが近松門左衛門の『嫗山姥(こもちやまんば)』の八重桐です。その衣裳や小道具、その噺などを取り入れて真似をしたのが清元の『文売り』。お楽しみください。

 国立劇場 十一月歌舞伎公演 通し狂言「名高大岡越前裁」 

 11月3日(土・祝)~26日(月)

解説者 開演 終演 幕間
序幕~三幕目
白鳥真有子 タイムテーブルのご案内
四幕目~大詰
鈴木多美
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

名高大岡越前裁 序幕~三幕目(白鳥真有子)
大岡越前(おおおかえちぜん)という名前は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
現代でも名奉行として広く知られ、時代劇でもおなじみの人物です。
私は子供のころ夕方になるとテレビに張り付き、祖母と加藤剛さんの大岡越前を毎日楽しみに見ていました。目安箱、小石川養生所、町火消しといった言葉もテレビで知りましたし、紗綾型(さやがた)の襖と長袴をシュッとさばく音は爽やかの代名詞みたいなイメージです。
今月の『名高大岡越前裁』はその大岡越前が主人公です。歌舞伎ではどんな大岡越前が登場するか、楽しみですね。

物語は史実の天一坊事件をもとにしています。解説では天一坊事件や江戸時代から広く知られた大岡越前にまつわる話、将軍吉宗との関係などをお話する予定です。

 

名高大岡越前裁 四幕目~大詰(鈴木多美)

天一坊事件とは将軍吉宗の御落胤を名乗る天一坊が浪人たちから金品を集めた詐偽事件でした。これを元に講談や芝居では天下を揺るがす大騒動に脚色しました。江戸町奉行大岡越前は天一坊を偽者と見抜きますが証拠がありません。天一坊らの頭脳派山内伊賀亮との「網代問答」で圧倒されてしまい、越前は偽者呼ばわりした責めを負い切腹にまで追い詰められます。ハラハラドキドキしますが、幕切れの越前の決めセリフ「これにて一件落着」でスカッとして下さい。
 平成中村座 十一月大歌舞伎 11月1日(木)~26日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 実盛物語 奥山久美子 11:00 12:25 30
近江のお兼 中川美奈子 12:55 1:10 20
狐狸狐狸ばなし すぎはらちゅん 1:30 3:05  
夜の部 弥栄芝居賑 五十嵐大祐 4:00 4:30 20
舞鶴五條橋 齋藤智子 4:50 5:40 30

仮名手本忠臣蔵

祇園一力茶屋の場

横出葵 6:10 7:50  
昼の部休演:8日(木)、16日(金)
夜の部休演:5日(月)、12日(月)、15日(木)、21日(水)

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
伝統文化新聞コラム
歌舞伎・文楽 ミニ知識
イヤホン解説余話







 観どころ・聴きどころ

実盛物語(奥山久美子)
このお芝居の主人公、斎藤実盛は武士の鑑と言われた人物です。実盛は、源義朝の弟、義賢に従い、義賢の息子、2歳の駒王丸が幼い命をとられそうになったところを助けました。駒王丸は、後に木曽義仲となります。実盛は、平治の乱で源氏が平清盛に敗れてからは、一貫して平家に味方してきました。後年、篠原の戦いで実盛は木曽義仲の家臣、手塚太郎光盛に首を討たれます。この時、実盛は70歳を超えていたと言われています。白髪を墨で黒く染めた実盛の首を見て、木曽義仲は命の恩人の変わり果てた姿にさめざめと涙を流しました。源頼朝の台頭で平家が追い詰められていく中、最期まで平家の味方を貫き通した実盛。お芝居の中での実盛は、平家に従いながらも、源氏の恩を忘れずにいる懐の深い人物として描かれています。今回、実盛を演じるのは中村勘九郎。そして、実盛を討つ手塚太郎光盛となる太郎吉には勘九郎の次男、5歳の中村長三郎が挑みます。勘九郎の父、十八世勘三郎が実盛を演じたのは、2回ほどでした。父親よりもずっと長く実盛を演じるであろう勘九郎といずれは実盛を演じるかもしれない長三郎の共演。頼もしい息子と孫を勘三郎さん、しっかり見守っていて下さい。

近江のお兼(中川美奈子)
お兼は、琵琶湖の東のほとりに住む美しい娘。
可愛らしい顔に似合わず、暴れ馬も荒くれ男もおとなしくさせてしまう怪力の持ち主です。
この踊りは、鎌倉時代の説話集「古今著聞集」をもとにした浄瑠璃「加賀国篠原合戦」二段目を舞踊化した作品で、七代目市川團十郎の八変化舞踊の一曲でした。ふだん荒事を演じる役者が力持ちの美女を演じる、という趣向は人気を呼び、現代にまで残る名曲となりました。暴れ馬の手綱を踏んで止めるポーズは、歌川豊国の錦絵にも描かれ、お兼は庶民にも広く知られたヒロインだったのです。相撲ことばをちりばめた歌詞にのって娘心を踊り、鄙びた盆踊り唄で七夕の恋物語を見せ、最大の見どころ、高下駄を履いてのさらし振りへと繋がってゆく構成は、見る者を飽きさせません。今回の公演では、七之助が初役でお兼に扮し、文字通り錦絵から抜け出たような美しさを見せてくれることでしょう。もちろん、暴れ馬を止めるポーズも出てまいりますので、どうぞお見逃しなく。江戸文化と歌舞伎舞踊がピークを迎えた時代の雰囲気を残す「近江のお兼」、華やかで明るい舞台を、どうぞご堪能いただきたいと存じます。

舞鶴五條橋(齋藤智子)

ご存知、牛若丸と弁慶の五條橋の決闘に、中村屋ファミリーの味を加えた舞踊劇です。
題名にある「舞鶴五條橋」の「舞鶴」とは、17世勘三郎の俳名。「舞鶴五條橋」は、1974年(昭和49年)に17世勘三郎と息子である18世勘三郎が、親子で踊る演目として生まれました。
決闘シーンを舞踊化した「五條橋」の前段に能「橋弁慶」にある「笛の巻」を加えることで、牛若丸と常盤御前の親子の絆が浮かび上がり、五條橋での決闘がより深みと面白みを増しています。
この中村屋ゆかりの演目で牛若丸を演じるのは、御年7歳の勘太郎さん。対して弁慶を演じるのは、勘太郎さんの父でもあり、座頭でもある勘九郎さんです。
なんといっても、今回いちばんの見どころは勘太郎さんでしょう。
18世勘三郎が初演当時19歳で演じた牛若丸を、勘太郎さんは7歳で挑戦することになります。
小さな牛若丸が、大きな弁慶と大立ち回りを演じますよ。
中村屋ファミリーの絆を感じる、肩のこらない舞踊劇。 お楽しみに!

 

仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場(横出葵)
この作品を味わうのに重要なポイントは、登場人物の性格や、それぞれの心に何があるかをしっかり押さえておくことです。解説もそこを意識してお届け致します。

幕間放送では、お買い物をしながら、また、中村座の18箇所に描かれた「勘三郎さんの目」をを探索しながらでもイヤホンガイドをお楽しみ頂けるよう、シンプルで聞きやすい話を心掛けております。

 市川海老蔵 古典への誘い 11月5日(月)~30日(金)

演目 解説者 上演時間 幕間
和太鼓『響』    
ご挨拶    

子守

三社祭
濱口久仁子    
蛇柳 横出葵    
開演時間は会場により異なります。
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 

 京都南座 當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 
 二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 八代目市川染五郎 襲名披露
 11月1日(木)~25日(日)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 毛抜 おくだ健太郎 10:30 11:35 20
連獅子 横阪有香 11:55 12:45 30
封印切 高木秀樹 1:15 2:30 20
御存 鈴ヶ森 2:50 3:30  
夜の部 寿曽我対面 三浦広平 4:30 5:15 15
襲名披露口上 おくだ健太郎 5:30 5:45 30
勧進帳 6:15 7:30 15
雁のたより 横阪有香 7:45 8:50  

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

寿曽我対面(三浦広平)
曽我五郎・十郎の兄弟が父の仇を討つ『曽我物語』、これを下敷きにしたお芝居を「曽我もの」と呼びます。江戸時代は武士の社会ですから、親を亡くした貧苦に耐えての仇討ちは、手本にすべき物語として子供から大人までよく知られた―ある種の「ヒーローもの」であったと言えましょう。そして武士のトップ、将軍のおひざ元である江戸の歌舞伎では、初春狂言に曽我ものを上演するのが吉例、おめでたい正月のしきたりとなりました。

兄弟が初めて父親の仇、工藤祐経に「対面」する場面を描くこのお芝居は、歌舞伎の様式美をたっぷりお楽しみ頂ける一幕です。今回は松嶋屋、片岡仁左衛門を中心に上方役者が顔を揃え、およそ三年ぶりの南座新開場と、三十七年ぶりの高麗屋三代襲名を寿ぎます。イヤホンガイドではその様式性についてご案内を致しますが、開幕前には、お芝居の最中にはお話しできないこぼれ話をいくつか申し上げる予定です。


 博多座 十一月花形歌舞伎 「あらしのよるに」 

 11月3日(土・祝)~27日(火)

解説者 開演 終演 幕間
発端・序幕 佳山泉 11:30 12:20 30
4:30 5:20
6:00 6:50

第二幕

12:50 1:30 15
5:50 6:30
7:20 8:00
第三幕 1:45 2:50  
6:45 7:50
8:15 9:20

【上演・貸し切りに関するご案内】
■11:30開演と4:30開演の上演
11月3日(土・祝)、4日(日)、6日(火)、8日(木)、10日(土)、13日(火)、17日(土)、18日(日)、21日(水)、23日(金・祝)、24日(土)、26日(月)

6:00開演のみの上演
11月15日(木)
上記以外の日は11:30開演のみの上演

■貸し切り
・5日(月)~8日(木)11:30開演(B席のみ貸し切り)
・17日(土)
4:30開演

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

あらしのよるに(佳山泉)

絵本の世界観がそのまま劇場に広がる。そんな素敵な歌舞伎作品となりました。終演後とても幸せな気分に浸れる、この作品のテーマは自然界の法則。生きとし生ける者、全てにささげるこのテーマに添って、イヤホンガイドもご案内しております。自然界、動物界の掟に合わせ、物語も展開してゆきます。狼の生態から、ヤギの生態、月の満ちかけに至るまで自然界の法則もイヤホンで網羅できちゃいます。

 国立文楽劇場 11月文楽公演 11月3日(土・祝)~25日(日)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部 蘆屋道満大内鑑 高木秀樹 タイムテーブルのご案内
桂川連理柵 渡辺まり
第二部 鶊山姫捨松 松下かほる
女殺油地獄 高木秀樹
14日(水)休演。

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ




 
歌舞伎座 国立大劇場 京都南座 国立小劇場      
 歌舞伎座 十二月大歌舞伎 12月2日(日)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 幸助餅 横出葵 11:00    
於染久松色読販
お染の七役
前半
佳山泉      
於染久松色読販
お染の七役
後半
髙木美智子      
夜の部

A

プロ

壇浦兜軍記 横阪有香 4:30    
あんまと泥棒 松下かほる      
二人藤娘 酒井孝子      

B

プロ

壇浦兜軍記 横阪有香 4:30    
あんまと泥棒 松下かほる      
傾城雪吉原 濱口久仁子      
* AプロとBプロで最後の演目および『壇浦兜軍記』の一部配役が異なります。
Aプロ上演日:
2・3・6・7・10・11・13・14・17・18・20・21・24・26日
Bプロ上演日:
4・5・8・9・12・15・16・19・22・23・25日
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 国立劇場 十二月歌舞伎公演 12月3日(月)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間

通し狂言 増補双級巴

―石川五右衛門―
前半
すぎはらちゅん 12:00    
4:00  

通し狂言 増補双級巴

―石川五右衛門―
後半
園田栄治   4:20  
  8:20
*

13日(木)は4:00開演(それ以外の日は12:00開演)

* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 京都南座 當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
 12月1日(土)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 菅原伝授手習鑑
寺子屋
おくだ健太郎 10:30    
鳥辺山心中 白鳥真有子      
ぢいさんばあさん 市井佳代子      
恋飛脚大和往来
新口村
奥山久美子      
夜の部

義経千本桜

木の実・小金吾討死
奥山久美子 4:50    

義経千本桜

すし屋
おくだ健太郎      
面かぶり 中川美奈子      
弁天娘女男白浪 市井佳代子      
三社祭 青木房枝      

タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立小劇場 12月文楽公演 12月6日(木)~18日(火)
  演目 解説者 開演 終演 幕間


団子売 吉種智子 11:00    
2:00  
7:00  
文楽の魅力      
   
   
菅原伝授手習鑑
寺入り・寺子屋の段
高木秀樹   1:25  
  4:25
  9:25

鎌倉三代記 鈴木多美 2:00    
5:00  
伊達娘恋緋鹿子 渡辺まり   5:40  
  8:40
* 7、10、14日・・黒字緑字・青字
9、16、17日・・黒字と緑字
それ以外の日・・黒字と赤字
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立小劇場 12月文楽鑑賞教室
 Discover BUNRAKU-外国人のための文楽鑑賞教室
 12月17日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
文楽の魅力 7:00    
菅原伝授手習鑑
寺入り・寺子屋の段
高木秀樹   9:25  
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ